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おもいけえせば、それは去年の秋
いつもの、すがすがしい朝を迎え純金のエルメスガウンをまとい
ティファニィーのカーテンを開けた時に、その永遠なる戦いは
始まっていたのである。
水晶で作られたクリスタルガラス越しに見る5ヘクタールの庭の一角に
なんと!
高さ5センチ程の土の山が3箇所ほどあるでわないですか!
庶民はそれを見てすぐに、もぐらであろうと知ることでありましょうが
高級貴族のわたくしは訳がわからず、思わず手に持ったカルチェの
100みゃんえんのライターを落とすとこでした。
ま、そんなことはどうでもいいのです。
そんな安っぽいライターなど、どうでもいいのですが、
問題はこのもぐら殿をいかにしたらよかんべか?ということでし。
さっそく邸宅より近所にありまする農家の店「みのり」へ
2ドア2シーターミッドシップスポーツカーと思い込んでるが
世間では軽トラと呼んでいるらしい・で
もぐら退治のグッズを買い求めてきました。
30分ごとにピィロローとなり、木酢液をしみ込ませた筒を
地面に埋め込むタイプです。
しか〜し、愛も変わらず朝みるとあっちにもっこり
こっちにもっこり、おそらく夜の内にもっこり作っているのでしょう。
どうやら、もっこり作れないのはわたくしだけのようです(T_T)
いや、そんなことはどうでもいいのです。
そんな、ちんけなもっこりなどどうでもいいのです。
問題はこのモグラ殿をいかにしたらよかんべか?ということでし。
体温センサーで30センチ下のもぐらわかんないのかな?
人工衛星で人が見えるこの時代
なんで、もぐらなんかに悩まなくちゃなんないの?
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