Page 263 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼佐渡と魔女 神楽 03/8/23(土) 23:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 佐渡と魔女 ■名前 : 神楽 ■日付 : 03/8/23(土) 23:56 -------------------------------------------------------------------------
むか〜しむかし 佐渡という村がありました その村は穏やかな人々が住む天国のような村です ある日、どこからともなく高級ブランド品を身にまとい 超高級車を乗り回す魔女が現れました。 その集団は畑を踏み荒らすは、オイルを垂れ流すは 果てはいけない遊びを広めたりとやりたい放題です。 そこで、村人は相談しました。 「魔女を1人さらってきて、痛めつけて この村は恐い所だと知らしめてやっぺ」ということになり、 次の晩、1人さらってきて荒縄であられもない姿に 縛り上げ目隠しをし、ろうそくの蝋を垂らしました。 魔女は泣きながらヒーヒーと苦しそうに悶えています。 村人はここら辺で勘弁してやろうといいました。 縄をほどくと内股で納屋を飛び出していきました。 それから3日目の晩、まだ村を出て行かないのに 腹を立てた村人はまた違う魔女をさらってきました。 今度はもっと恥ずかしい縛り方で上から蝋を垂らし 鞭を打ち、顔はハイヒールのかかとで踏みつけてやりました。 やはりヒーヒーと声を上げて泣いておりますが ナニかおかしいと村人の1人が気づきました。 縄をほどき目隠しを取り、顔を覗き込むと なぜか魔女の顔は紅葉し歓喜の表情を浮かべよだれを流しています。 それからは魔女たちは心を入れ替え悪さをせず 村人たちと平和な夜を過ごすようになったということです。 めでたし めでたし |